50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

2023-01-01から1年間の記事一覧

後期の大学授業が始まり、デカルトについて学んだ

今年の4月に早期退職して半年が経過した。 私は、早期退職後に哲学の勉強を始め、4月からは、A大学の聴講生として週2コマの授業を履修した。そして、10月からは、A大学で引き続き週1コマの哲学の授業を履修するとともにB大学でも週1コマの授業を聴講生として…

マンションの定期総会で勇気を出して発言したのは正しかったのか

今日は、早期退職後に住むようになったマンションの定期総会が公民館で行われ、初めて出席した。 普段マンションの人達と一同に介することはなく、どんな人が住んでいるのかは両隣りぐらいしか知らなかったので、興味深々で出席した。 総会に出席したのは全…

脳科学と刑事裁判(著名な脳科学者の刑事裁判へのコメントに対する感想)について

先日、日本の有名な脳科学者である茂木健一郎氏が、ある刑事裁判で心神喪失を理由に無罪とした刑事判決についてコメントをしている記事を読み、考えたことをまとめてみました。 まず、問題となっている刑事裁判というのは、被告人が住宅街で市民5人を殺傷し…

現代アートに触れる

今日は、アート・フェア・アジア2023という現代アートの催しに出かけた。 マリンメッセ福岡という大きなホールを使って行われたイベントで、 126ものギャラリーが合計約2000点の作品を展示販売するというもの。 私はアートに造詣があるわけでもなく…

自由意志が認められるかNo.4法律学からの検討とまとめ

自由意志が認められるかの4回目になります。今回はこれまでの議論のまとめと、私が大学で学んだ法律学の見地からの検討をしようと思います。 まず、神経科学の世界では、以前のブログでも触れたように、私たちは無意識に行動していることを示す実験結果があ…

自由意志が認められるかNo.3物理学の世界の視点から考える

自由意志を考えるの3回目は、物理学の見地からの検討になります。 これは、物理法則が全て数式で表されるのであれば、世界は物理法則で動いているのだから、これから起こることも全て数式で表すことが可能で予測も可能ではないか。宇宙とそこにある万物が既…

自由意志が認められるかNo.2インタープリターの存在から考える

自由意志が認められるかの2回目は、左脳のインタープリターという機能から考えて見ます。前回と同様に現段階の私の理解に基づいているので誤りがあるかも知れません。 脳の機能は、それぞれの箇所が並列的に機能していることが確認されています。そうすると…

自由意志が認められるかNo.1 脳神経科学の見地から考える

人間に自由意志が認められるかは、哲学上の大問題ですが、実は我々の生活にも影響する問題です。 仮に人間に自由意志がなく、運命があらかじめ決定されていた(決定論)とします。そうすると、例えば人が犯罪を犯しても、その人に対して責任を問えないというこ…

ガブリエルのオーボエ

先日テレビを見ていたら偶然耳に入ってきたのが、 「ガブリエルのオーボエ」という曲。 「ミッション」という映画に使われた有名な作曲家のエンリコ・モリコーネが作曲した名曲。宣教師の主人公が布教に赴いた地域先住民の警戒を解くために密林の中でこの曲…

断捨離の決意

今のマンションに住み始めて6ヶ月経過。 私の部屋には、収納しきれないダンボールがいまだに多数残っている。 引越し前に約1000冊の蔵書を一気に処分したが、それでもマンションは収納スペースが少なく、本棚は既にいっぱい。 未開封のダンボールには以前の…

久しぶりの朝マック

今日は、2、3年ぶりに朝マックで朝食を取った。 マツコデラックスの番組でハッシュドポテトが取り上げられたのを見て、食べに行きたいと思ったのがきっかけ。 セットメニューについているハッシュドポテトは確かに美味しい。ハンバーガーも食べると朝からお…

人生の短さについて」を読んで感じたことNo.2

引き続き2000年前の古代ローマ帝国時代を生きた政治家にしてストア派の哲学者セネカ(紀元前1年頃〜紀元後65年)の書いた「人生の短さについて」を紹介します。 前回のブログは、無意味なことにかまけていると、人生などあっという間に過ぎ去ってしまう…

「人生の短さについて」を読んで感じたこと

2000年前の古代ローマ帝国時代を生きた政治家にしてストア派の哲学者セネカ(紀元前1年頃〜紀元後65年)の書いた友人宛の書簡。これが「人生の短さについて」という哲学書です。 これを読むと、2000年前から人間は変わっていない、進歩していないの…

退職金運用ー外国債券投資と投資信託

退職金の一部を優遇レートで3ヶ月間の外貨定期にしていたところ、その外貨預金の満期が近づいてきたので、満期後にどう運用するかについて、証券会社に資産運用の話をしてきた。 先日のブログにも書いた通り、まずA証券会社にリモートで相談し、海外債券投資…

退職金の運用の相談

以前のブログに、退職金の一部についてどのように資産運用したら良いか取引銀行や証券会社に相談しに行った話を書いた。資産の一部について外貨(ドル)で運用することを勧められ、とりあえず退職金の一部を優遇レートで3ヶ月間の外貨定期にしたところまで進行…

A大学の前期試験結果が出た

3月末に早期退職し、4月から聴講生としてA大学の授業に参加している。2つの哲学の授業に出席し、7月末には、30才以上年下の大学生とともに、前期試験を受けてきた。 今日、このうち1つについて試験結果が出ていた。 結論からいうと、S評価(90点〜100点)…

切ないひととき

今日で娘の夏休みが終了し、寮に戻っていった。 早朝、博多駅の新幹線ホームまで見送りに行ってきた。 博多駅新幹線ホームの出発音楽が、ゴダイゴの銀河鉄道999であることに気づいた。しばらく会えないと思うと、いつも切ない気持ちになる。一緒に見送りにい…

芸術品のケーキ

帰省している娘が夏休みを終え明後日に寮に戻ることから、今日は奮発して家族でケーキを食べることにした。 「オーフイルドウジュール」という福岡では有名なフランス菓子店のケーキ屋さんまで車で行って購入した。 まず私が食べたのが、ルネマグリット(写真…

早朝に考えたこと

今日は、まだ薄暗いうちに早起きして、読みかけの哲学書を読んだ。 日が昇る前の空気からは、少し秋を感じられるようになってきた。 早期退職前には、やらないといけないことが多すぎて、仕事関係以外のことを考える余裕がなかったことを思い出した。狭い世…

ダイエット計画

3月末で早期退職してから、明らかに体重が増え、お腹周りも大きくなったような気がする。 食生活は変わっていないが、これまでのストレスの多い生活から解放されたことが大きな要因だがこれは仕方がない。問題は運動不足。大学の図書館まで20分ぐらい歩く…

今後の人生において何を重視するか

同年代の知り合いの夫婦がいる。夫は大手企業に勤め、妻は看護士として勤務。東京に家を買い、現在長野に別荘を買う計画をしている。登山やキャンプなどを家族で楽しみ、お金を気にせずに遊ぶことを重視している。二人ともまだまだ元気に働くつもりだ。 また…

大学の後期授業の聴講申し込みに行ってきた

3月末で早期退職し、4月から聴講生として近所のA大学に通っていた。 A大学の前期の授業が終了し、9月末からの後期授業の申し込み期限が今週中になっていたので、A大学に出かけて行った。 前期は哲学の授業2コマを履修し、いずれの授業も内容が濃くて勉強にな…

国際人には哲学が必要か

国際バカロレア(IB)教育という聞き慣れない教育制度がある。これは、国際的な教養を身に付けた人材を育てる為に世界共通に定められた教育制度で、世界中のIB認定校で教育を受けることができる。日本でも認定校が増えている。 2年間のコースでの学校の内部評…

1週間の一人暮らし終了

先週の月曜日から始まった一人暮らしは今日で終了。 散髪に行った際には、店主からは羨ましいなどと言われたが、特に一人で遊びに行くわけでもなく、生活は大きくは変わらない。 大きな生活の流れは次のとおり。 朝8時頃に起きて朝食を作り、洗濯機を回し、…

古代ギリシャ哲学とキリスト教の関連について

今回は、古代ギリシャ哲学とキリスト教の関係についてまとめてみた。 1 プラトンの哲学 古代ギリシャの哲学者(紀元前427〜347)で、イデア論に基づく哲学を説いた。イデアとは、理性によって認識できる真の実在で個物の原型であり、現実世界の個物はイ…

英語の学習(TOEIC)を始めて3ヶ月が経った

中学時代の英語アレルギーからこれまで英語の苦手意識がある。現役時代に会社からTOEICを受けさせられたこともあったが、400点台がせいぜいで、自分には語学は向いていないと諦めていた。 早期退職して時間があり、これが人生最後の挑戦と考え、英語学習を始…

一人の著者から学ぶ

お盆休みで休館だった大学の図書館が今日から開くことになっていた。 暑さの中を外出することが少し引っかかったが、借りていた本を返却する用事もあり、重い腰を上げて、図書館に向かった。 お盆休みに日本の哲学者(木田元)が書いた「反哲学入門」という文…

働き方の見直しに関する新聞記事を読んで

今日の日経新聞の記事が気になった。 見出しは「労働時間若手ほど短縮」 「減少率25から34歳8.6%45から54歳5.7%」 「働き方見直しに世代差」というもの。 本文には「管理職ほど古い働き方から脱しきれない姿が浮かぶ。効率よく働いて成果を出すことが重要と…

大学時代のゼミ発表を思い出した

今日は文化センターでの哲学書の読解の講座に出席した。 今回は私が担当者としてレジュメを作成し、要約や問題点を発表した。昔の大学のゼミ発表を思い出して懐かしさを感じた。途中からは、講師からの質問を1対1で応答する形になったが、大外れはしない形で…

哲学を鷲づかみにするイメージ

今日は夕方に買い物に出かけた以外は、家にこもって明日の授業(文化センターの哲学書を読む講座)の発表の準備をしたり、英語の勉強(TOEIC)をしたりしていた。 特に哲学書(ハンナ・アーレント「人間の条件」)の読解授業に関しては、難解な言い回しが多い。心…