50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

マンションの定期総会で勇気を出して発言したのは正しかったのか

 

 

今日は、早期退職後に住むようになったマンションの定期総会が公民館で行われ、初めて出席した。

 

普段マンションの人達と一同に介することはなく、どんな人が住んでいるのかは両隣りぐらいしか知らなかったので、興味深々で出席した。

 

総会に出席したのは全体の半数ぐらいだった。全体的に私より若い人が多く、男性の出席者が多い。管理組合の理事が司会進行していく形式だが、適宜立ち会った管理会社の職員が説明を加えて進行した。

 

当初は、余り問題となるような議案もなく、淡々と進んでいった。皆さん紳士的な感じで、自ら発言する人は余りいない。

 

ところが、途中で、ある出席者から議案の出し方に問題があるのではないかと異論が出た議案があった。ある有料サービスを廃止するか、別の業者に頼むかについて事前にアンケート調査があり、意見が割れた案件だった。議案内容が別の業者に頼むことの承認を求める内容だったので、廃止意見の立場の人からすると釈然としない気持ちだったのかも知れない。やや口調もきつく、執拗に抗議が続き、周りも困惑している感じがした。

 

ただ、議案の出し方については理事会に委ねられており、今更議案を変更することは、区分所有者が全員出席していない以上不可能だ。私としては、どちらの結論でも良いと思っていたのだが、この空気感の中で議決されると、承認の人が意見を言えなくなるのではないか、総会の議事録に先程の人の発言だけ残した状態にするより、反対意見もあった形にした方が良いととっさに考えた。

 

そこで、勇気を出して挙手して発言を求めた。私としては、今回の議案の出し方がおかしいとは考えないこと、議案に賛成する理由を簡潔に述べた。そうすると、他にも発言する人がいて、少し全体の緊張感がほぐれたような気がした。

 

結果的には当該議案は賛成多数で承認された。

 

ただ家に帰ってこの話をすると、妻からは、最初の議案の出し方に異論を出した出席者に不愉快な思いをさせたのではないか。同じマンションの住民に恨みを買う可能性のあるような発言を安易にすべきではないと怒られた。

 

できるだけ相手に批判と受け取られないように気をつけて発言したつもりだったが、相手がどう受け止めたかは分からない。あのまま黙っていたらどうなっていたのだろう。誰も発言せずに違う結論になっていたとしても、私はどちらの結論でもいいと思っていたのだから、黙っておくのが賢い選択なのかも知れない。しかし、それだと誰もが発言できる総会ではなくなってしまうかも知れない。

 

思いがけずに色々と考えさせる経験になった。

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