お盆休みで休館だった大学の図書館が今日から開くことになっていた。
暑さの中を外出することが少し引っかかったが、借りていた本を返却する用事もあり、重い腰を上げて、図書館に向かった。
お盆休みに日本の哲学者(木田元)が書いた「反哲学入門」という文庫本を見つけて読んでみたところ、読みやすく、この著者の考えがすんなりと頭に入ってくる感じがした。そこで、同じ著者の著作(「私の哲学入門」)を図書館で探して見つけた。
私が大学で専攻していた法律学でも一人の著者が書いた教科書の方が、著者の考えを体系的に学ぶことができるので、勉強しやすかった。他方で共著の本は、前後の記述に矛盾が生じたり、全体像を踏まえた記述がない場合が多く、使いづらいと思っていた。
幸い西洋哲学を全体的に論じた著作が多い先生なので、今回は、同じようなやり方で哲学を学ぶことにした。今回の本からどのような発見があるか楽しみである。