桜の季節になり、私が早期退職してから1年が経過した。
写真は1年前に最終の勤務地の通勤経路の途中で撮影したもの。
桜を見ていると、以前の勤務先で癌で亡くなった先輩を思い出す。体調不良で会社を休みがちだったが、1人で職場の敷地で咲いていた桜を観ている姿を偶然見かけたことがあった。先輩もこれが見納めになるかもしれないと覚悟されていたのかもしれない。
私が早期退職した最大の理由は、健康でいられるうちに、会社に縛られる生活から自分を解放して、自分のやりたい生活を送るということにあった。この1年色々あったが、後悔しない生き方ができているという実感がある。
この春からは、更に活動範囲を広げて、3つの大学を掛け持ちして聴講生として通うことになる。更に哲学の勉強を深めていきたい。
体調面では、特にうつ病の方は、投薬を中止して様子を見ており、順調にいけば通院が終了するところまで回復している。やや肥満傾向があるので、定期的にジムに通っての運動を心がけたい。
経済面では、生活実感としてインフレが進んでいる上、想定外の支出もあった(歯科医の自由診療など)が、幸い、資産運用も順調で、今のところ、再就職などによる収入がなくても十分生活できる体制を維持できている。
健康体で自由に活動できる時間は思っているより少ない。あと何回桜を見ることができるのだろうか。後悔しない生き方をしていきたいと改めて思った。