50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

気になった本(黒田前総裁の愛読書)を借りに行く

 

 

2日前にコロナウイルスの予防接種をして以降、身体がだるく、何もする気がしない日々を送っている。精神状態も良くなく、うつ病の治療薬を減らしていることも原因かもしれない。

 

そんな中で、日経新聞を読んでいると、「私の履歴書」というシリーズに気になる記事があった。黒田前日銀総裁がこれまでの半生を振り返る内容の記事なのだが、まず、前総裁の小学生時代を過ごした場所が私の関西の実家に近く、聞き慣れた小学校名が出てきて、俄然興味が湧いてきた。そして、前総裁が高校時代に読んで感銘を受けたというカール・ポパー(1902〜1994)という哲学者の書いた「歴史主義の貧困」という本が気になった。

 

カール・ポパーは、戦前・戦中はファシズムなどの社会哲学に対し、戦後はマルクス主義哲学に対する批判を行った哲学者として知られている。「歴史主義の貧困」という本でカールが問題としている「歴史主義」は、自らの主たる目的は歴史的予測であると考え、その目的は歴史の進化の基に存在する法則を発見することにより達成されるとするアプローチをする。これが社会科学のアプローチ方法として誤っていることがカールの主張の主眼らしい。歴史は理念で動くと主張したドイツ観念論ヘーゲルなども批判の対象のようだ。

 

ヘーゲルはちょうど聴講生として通っている大学の授業でも取り上げられる。どうしても読みたくなり、大学の図書館まで出かけて、本を借りてきた。250ページほどの本で、訳文も比較的読みやすそうだ。

 

外出すると、少し元気が出て、体調が回復し、気持ちが前向きになってきたように感じる。

 

 

 

 

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