50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

B大学での初めての講義に出席した

 

 

 

私は、早期退職後に哲学の勉強を始め、4月からは、A大学の聴講生として週2コマの授業を履修した。そして、10月からは、A大学で引き続き週1コマの哲学の授業を履修するとともに新たにB大学でも週1コマの授業を聴講生として履修することにした。

これまでのA大学の授業は一般教養の哲学の授業で、後期はデカルト以降の近代から現代の哲学を学ぶ予定。これに対し、B大学では、哲学科の専門科目の哲学講義を履修し、ドイツ哲学の観念論を学ぶ予定になっている。

今日は、初めてB大学に行き、授業に出席した。これまでは、徒歩でA大学に通っていたが、B大学へは、電車とバスを乗り継いで1時間かけて出かけた。授業の1時間前に大学に到着し、教務課で学生証と図書館の入室カードを受領し、各種の登録手続を行った。そして、授業の20分前には、緊張しながら指定された教室に入った。

 

A大学の大教室とは異なり、教室はこじんまりとしており、受講生は30名ぐらいか。今回は私以外の聴講生らしき人は見当たらない。少し遠慮して、前から4番目ぐらいの端の方の席に着席した。

 

授業内容は、今回は初回ということもあり、前期の授業の振り返り、後期の授業の進め方や参考文献紹介などのイントロダクションが中心。哲学書の原典を読むことを重視しているとのこと。専門科目だけあって専門用語が頻繁に使用されるが、これまでの学習の蓄積で何とかついていける。特に印象に残ったのが、教授が現在考えている西洋哲学史研究に関する話題。具体的な研究テーマや現在進行中の研究内容を聞けるとは思っていなかったので、びっくりした。

 

質問する時間があり、教授が話された研究テーマを深掘りしてもっと聞きたかったが、これまで授業に参加していない50代の聴講生がいきなり発言するのもどうかと思い、今回は自重した。学部生だけでなく、大学院生も参加しているようで、院生らしき人が質問をしていたが、皆さん意外に大人しい。

 

授業終了後に教授に聴講を認めていただいたお礼と、授業の感想を述べて、少し話をする時間が持てたのもうれしかった。

 

家に帰ると、ドッと疲れが出た。往復2時間の移動はあったが、授業を1コマ受講しただけにしては疲れている。早期退職して半年が経ち、通勤をしなくなり、仕事の緊張感がなくなっていることの影響かも知れない。

 

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