50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

大学の聴講生制度のメリットについて

 私は早期退職するまで、大学に聴講生という制度があることを知らなかった。聴講生制度を紹介するのもブログを書く意義があるかと思い、今回は聴講生のメリットを中心に書いて見たい。

 

 私は、現在は福岡にある三つの大学に聴講生として通っているが、聴講生のメリットは、複数の大学の授業を掛け持ちできること(ただし、その分コストはかかる)。私の場合、複数の先生の授業に出ることにより、哲学を見る複数の視点が得られたように思う。

 また、学部生とは違い、卒業単位をとるという縛りがないので、取りたい授業を集中的に取ることができる。やりたい学問に集中できるメリットがある。

 

 授業の予習、復習をする上で、参考文献を読むことが必須になるが、そのために普段は一般人が使用できない大学の図書館を学部生と同じ条件で使用することができる。徒歩で通っている近所の大学図書館は、普段は午後10時まで(休み期間でも午後8時まで)使用できるので、書斎のようにして使用させてもらっている。

 

 デメリットは、履修できる授業には制限があり、ゼミのような演習や卒論の指導ゼミなどは対象外になっていること。ある程度勉強が進んで、より深く勉強したいと思うなら、学士入学や社会人大学院の試験を受けるなどする必要が出てくる。なお、私の場合、文化教室の哲学書の読解講座にも通っており、そこでは担当者がまず最初に発表することになっているので、自分から積極的に手を挙げて発表させてもらうようにしている。その他にも、1年間聴講した大学の授業において、授業後に質問に行くなど会話するように心掛けていたところ、先生との間で信頼関係が築けたからだと思うが、先生の好意で、担当されている演習の授業を見学させてもらえた。学びたいという強い意志があれば、色々と道は開けてくるのだと思う。