50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

果てしない哲学への厳しい道を感じた

 

大学の聴講生として受講している哲学1の講義2回目は、古代ギリシャ哲学者プラトンについてのものだった。

 

講義終了後は、どうしようもない焦りのようなものを感じた。大学の講義で学べるのは膨大な哲学のほんのわずかな部分であることを強く感じたからである。

 

単に講義を聞いていただけの学生にはこの感覚は理解できないと思う。私は、今回の講義を聞くにあたっては、できる範囲であるが、古代ギリシャ哲学に関する文献に目を通してきた。今回の講義で自分の知識や理解が不十分であったことがよく分かった。しかも、それに加えて、授業で取り上げられる内容が、今回の講義で言えばプラトンに関するごく一部にとどまっており、しかもその背景事情にも余り触れられていないということがショックだった。妻から一般教養の授業に多くを期待するのは無理と言われたことを思い出した。

 

今回の授業を批判するつもりは全くない。講義自体はよく工夫されており、わかりやすく、自分の理解の不十分さが浮き彫りになった。結局100分という短い時間で、予習などしていないであろう多くの学生を相手にする以上やむを得ないと思う。

 

要は、この授業時間やスケジュールを自分の哲学への学びにどう位置付けするかの自分の問題だと思う。哲学は教えてもらうものではなく、自ら学ぶしかない。さっそく帰りに大学生協プラトン哲学の研究者が書いた「プラトンの哲学」(岩波新書)を購入した。

 

 

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