50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

今回の講義は難解だった

 

 

今日の哲学の講義は中世哲学を対象に行われた。

 

中世哲学は、哲学の中でも微妙な位置付けにあり、哲学史の授業や本では省略されることもある。現にプラトンアリストテレスの次は、近代のデカルトまで飛ぶのが、もう一つの哲学の授業のシラバスになっている。

 

中世では、キリスト教が力をつけていく過程で、他の宗教との論争があり、キリスト教の教義の論拠を哲学に求めたという歴史的背景がある。そういうわけで、中世の哲学は、基本的にキリスト教が中心になっている。そもそも神学であって哲学ではない、あるいは神学を上位付けして哲学のことを神学の婢(はしため)と表現する場合もあるらしい。

 

いずれにしても、中世の哲学はキリスト教の影響を除外して考えることはできない。私はキリスト教の素養が十分ではないので、中世哲学は分かりにくい。

 

他方で、神学者が神学にプラトンアリストテレスなどのギリシャ哲学をとりいれた結果、我々は現在ギリシャ哲学を知ることができるという意味で中世の哲学を軽視するのはよくないと思う。

 

今回は相当時間をかけて復習しないと理解が難しい。