50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

決戦前夜

明日は、いよいよ、早期退職後2回目のTOEIC試験。

 

学生時代から英語に対する苦手意識があり、TOEICは何度か受験したが、これまで500点にすら達したことがない。ちなみに大学生1年の受験生の平均が550点、大学卒業時には650点ぐらいになるらしい。私も少なくとも600点は取れるようになりたい。

 

しかし、昨年11月の1回目の受験は、歯が立たず、惨敗で400点台にとどまった。それでもめげずに何とか今まで勉強を継続してきた。

 

約10か月間、1日も休まずに主にスタデイサプリで勉強し、やれる準備はやってきたと思っている。そして、この数ヶ月は、リスニングもリーディングも少し力が伸びたような感覚がある。

 

今回こそ500点を超えたい。

 

普段の行動が大事

 

昨年3月末に早期退職してから聴講生として大学に通って哲学の勉強を続けている。

 

1年間聴講生として通ってみて、勉強できる環境があることのありがたみをひしひしと感じている。とりわけ、大学の図書館は哲学の勉強をする上で必要不可欠なものになっている。哲学書は高額な本も多く、欲しいからといって全て買うわけにはいかない。また、勉強が進んでくると、読む文献の範囲も広くなり、図書館の本を借りることなしには考えられなくなってきていた。

 

そんな中、最近になって1つの問題が生じた。

 

それは、聴講生や今年卒業する在学生は、3月中は本を借りることはできないというお知らせだった。中には本の返却を忘れていて、そのまま大学を離れたりする人もおり、本の適切な管理のためには必要な措置なのだろう。

 

そんな中、文化教室に通っている哲学書の読解講座において、私が4月以降の発表者に割り当てられ、3月中に文献等を調査してレジュメを作ることになった。本を借りられなくなると結構ダメージが大きい。

 

というわけで、本日、大学の図書館に3月末まで本を借りることの特別許可を得られないか相談に行った。自分の中ではダメ元で行って見たのだが、職員の方が丁寧に相談にのっていただき、3月末まで貸出期間を延長してもらえることになった。当たり前のことではあるが、普段から貸出期間を超過することのないようにしていたことが信用してもらえて、今回の延長許可につながったのかも知れない。

 

 

 

 

 

当たり前を疑うことの大切さを再確認した

 

昨年3月に早期退職してから大学に聴講生として通っている。

そのうちの授業の1つで課題になっていたレポートを本日提出した。

具体的には、文学部哲学科の哲学史の授業で、自由と悪に関するテーマで書くというもの。最低2500字以上以外は特に縛りはない。

 

書いているうちに、次々と書きたいことが増えてきた。最終的には1万3000字近くまで膨らんでしまった。

 

悪に関して言うと、哲学は、全知全能の神が創造したこの世界で、なぜ悪が生まれるのかを色々なやり方で説明している。神をいかに免責した結論に導くか(弁神論という。)古くから議論がなされ,悪は善の欠如だと言ってみたり、悪を伴うこの現実世界を神は選択したもので悪を容認していると説明したりして、神との関係で悪を論じていた。

 

近代になると人間の本性に悪がつきまとっているという思想が生まれ、特に有名なドイツの哲学者カントは根源悪という言葉を使って説明した。カントの悪の哲学をシェリングが更に発展させた。

 

現代になると、ナチスドイツによるホロコーストの実態が明らかになり、このような巨悪に関してユダヤ人の政治哲学者のハンナ・アーレントが更に考察を深めていった。

 

レポートではこのような、一連の流れを説明した上で、アーレントとカントやシェリングの思想を比較するなどした。その上で今後の検討課題を書いてレポートを締めくくった。

 

このカントとアーレントの哲学を比較調査していくと、新たな発見があった。カントは、伝統的な人権思想、すなわち人は生まれながらにして人権を持つという人権思想をもとに哲学を組み立てている。私も自分が学んだ憲法の人権思想として、それが当たり前だと思っていた。しかし、これに対して、アーレントは、特定の国家による保証を失った瞬間に人権が瓦解してしまうという歴史的現実を無視した抽象的な主張であるとの批判を突きつけている。そもそも生まれながらの人権というような人間の権利などというものが存在するのかという根本的な問いを投げかけている。ちなみに同様の問いが現在NHKで放送中の100分で名著という番組で取り上げているローティ「偶然性・アイロニー・連帯」の中にも出てくる(ローティは人権という概念は紛争の防止や解決に役に立っていないと述べている)。

 

今回のレポート作成を通じて、当たり前を疑うことの大切さを改めて実感した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



e-TAXを使って確定申告をする

今年度は、早期退職したことにより所得が大幅に減ったことに加え、歯科で保険が効かない治療を受け、医療費が高額になった。

 

そうすると、例年の所得を前提にした源泉徴収額や、あらかじめ納付しておいた予定納税額は高額になり、払い過ぎた税金を取り戻す還付請求することができる。ちなみに還付請求は2月16日からの確定申告期間の開始を待たずに請求できる。

 

というわけで、今回は1月から確定申告の準備を進めてきた。会計ソフト(私は弥生会計を使った)を使った確定申告書の作成は、ソフトの使いやすさが向上していることもあり、難しくなかった。

 

しかし、会計ソフトのデータを利用してE-TAXを使うところは、かなり混乱した。私はマイナンバーカードを利用してe-TAXへログインする方法でやったのだが、これだと暗証暗号を登録せずに進めることができることになっている。ところが、会計ソフトの画面で、データの取り込みに際して、利用者識別番号及び暗証番号の打ち込み画面が出てきて、それ以上進めなくなった。

 

暗証番号なんて登録していないと思い、イライラしたが、粘り強く調べると、いったんマイナンバーカードを使ってe-TAXにログインすると、自分宛てのメニューがあり、そこで利用者情報の画面に行くことができるので、そこで暗証番号の登録が可能になっていることに気づいた。

 

そこからは、画面の操作に従っていると、いつのまにか申告が終わっていた。正直、これで申告できているのか不安になったが、先程の自分宛のメニュー画面の送信結果をひらいて受付番号を確認することができた。

 

ちゃんと請求通りの税金が還付されるのか、間違いはないのか少し不安はあるが、1ヶ月ぐらいで結果が出るらしいので、それまでドキドキしながら待つことにしたい。

 

 

 

心療内科の受診日

今日は、月1回の心療内科の受診日だった。

うつ病で会社を半年休職したのが約7年前。それから一度1年ぐらい通院しなかった時期があるが、再発して通院し、投薬治療をすることになった。昨年3月末に早期退職してからも、環境の変化を考えて現在の病院に引き続き通院している。

 

幸い症状に大きな問題はなく、抗うつ薬を減薬しており、今日はその経過報告の日だった。減薬による離脱症状が出た時もあったが、この1ヶ月は、ほとんど減薬による影響は感じなかった。主治医と相談して2種類飲んでいた薬のうち1つ(セルトラリン)は完全にやめて、もう1つ(スルピリド)だけにすることになった。

 

自分にとってセルトラリンの方が離脱症状がきつかったので、これで特に問題がなければ、薬を飲まなくても大丈夫ではないかと思う。ようやく、投薬治療終了、通院終了への道筋が見えてきた。

 

 

 

 

早期退職から1年経過してもブログを続ける意味


 早期退職してそろそろ1年になる。ふと、このブログはどういう意味があるのか考えた。

 

 このブログは、早期退職を決意して、その過程を記録に残そうと思って始めた。また、自分が早期退職を考え始めた時から、さまざま人達のブログを読んで参考にさせてもらったが、自分のブログも何らかの参考になるのではないかと思っていた。

 当初は、自分にとって早期退職する意味、条件を考えたり、実際の手順、早期退職後に生じる様々な問題を書いたりしていた。その後、現在はだいぶ内容が変わり、早期退職後の生活内容が中心になっている。早期退職後に何をするかは、各個人が決めることなので、余り汎用性がない個別の話しになってしまう。要は最近のブログは、社会の役に立つような内容を発信しているとは言い難い。

 

 それでも、私のような者のブログを読んでくださる方もおられる。また早期退職して人生終わりではなく、その後の生活が大事なのはいうまでもない。早期退職者の生活状況のサンプルも、少しは社会にとって意味があるかも知れない。

 

 そういう訳で、50代早期退職者tudanumaxの日記というタイトル通り、あくまで日記として、早期退職者の生活状況を書き続けることにした。

 

 そして、さっそく個人的な話しになるが、昨年3月に早期退職後、2つの大学に聴講生として通っている。

 その1つの大学の哲学に関する後期試験の成績発表があった。今回も前期と同様、無事5段階評価のトップで最上位15名に入っていた。今回受講者が150名ぐらいなので上位1割に入ったことになる。今回の試験ではあらかじめ論述問題が試験の1週間前に発表され、事前に回答を準備し、それを持ち込みなしで試験時間内に書くという条件だったが、相応の評価を受けたのはやはりうれしい。

 もう1つの大学は、レポートを提出することになっている。2月一杯で提出することになっているので、当初は余裕があると思っていたが、書き始めると、論じたいことが膨らんできて、自分の力ではとてもまとめきれそうにない。入試が終わり明日から図書館が開くので、そこにこもる日々になりそうだ。

 

 

 

任意継続から国民健康保険への変更を検討

今日は、区役所に国民健康保険について話を聞きに行った。

 

昨年三月末で会社を早期退職し、その際には職場の共済組合保険を引き続き利用する任意継続を選択した(この場合扶養家族の保険料がかからない。)。それから早くも1年が経ち、元職場からもう1年継続するか問い合わせの書類が来た。

 

辞める際の年収が高かったため、任意継続する場合の保険料は高い(退職した後の昨年の年収ではなく、退職前の年収が基準)。しかもこれまで扶養に入っていた妻が仕事を始めることになり、ますます任意継続をする理由がない。

 

仮に今年4月から国民健康保険に切り替えた場合にはどのくらいの保険料になるか、念のため確認しにいった。窓口に現段階の今年の確定申告案を資料として持参すると、おおよその保険料額を口頭で教えてもらえた。私の場合、任意継続する場合の約6割ですむようだ。

 

それから、広島県の寮に入っている娘の健康保険がどうなるかも気になり、聞いてみると、学生証の写し(両面)とマイナンバーカードがあれば、福岡で国民健康保険への変更手続が可能のようだ。

なお、国民健康保険には扶養という考え方はないが、住民票が同じであれば一緒に加入することになる。ただ、国民健康保険社会保険の扶養とは異なり、被保険者の所得に応じて一人ずつ計算され、その合算額を世帯主に一括して請求が来ることになる。娘は別居して寮に入っているが、一定の条件を満たせば、一緒に変更して加入できるようだ。

 

今回は、早めに聞きに行って準備する時間が確保できた。また知らなかったこともあり、勉強になった。