うつ病の診療の帰りに、噂のなす豚定食を食べに行った

私は、うつ病を患ってから約７年になる。今日は月一の診察日だった。

うつ病で会社を半年休職して復帰し、一度通院と服薬をやめた時期もあったが再発し、その後も通院と服薬を続けている。

私の場合、幸い薬で回復し、日常生活に余り支障はない。しかし、仕事のやり方は、うつ病後は大きく変わり、無理はせずに極力自分中心で働くように意識するようになった。

それでも、管理職を務めるようになると、自分のことだけを考えているわけにはいかなくなる。職場で色々と不合理なこともあり、これ以上他人のために無理をして生きることに疑問を感じて3月末で早期退職した。

今の病院は、以前の病院から紹介されて通院するようになり、前回から投薬を減らすことになった。週２回投薬していたのを週１回に減らし、うまくいけば来年春頃には投薬も辞める方向で治療を続けている。

正直、病院へは行きたくないし、薬も飲みたくない。しかし、私の認識では、うつ病は一旦寛解しても、再発する可能性が高い(50ないし60%が再発)。現に自分も再発した。気長に治療を続けるしかないと思っている。

気持ちが暗くなる診療日に何か楽しみを見つけようと思い、今日は診療の帰りに前から気になっていた「うな壱」という店に入った。

40年間定番メニューだという「なす豚定食」は、噂通り美味しい。今の店はうなぎがメインだが、このなす豚定食は以前からの看板メニューとして残しているらしい。店の雰囲気も居心地が良く、また行きたいと思わせる店だった。