50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

早期退職後の哲学書との出会いを振り返って


3月末で早期退職してから哲学を勉強するようになった。

 

早期退職後の自由時間をどう過ごすかを考えた時に、近所の大学に聴講生として通うことを思いついたことがきっかけになった。大学ホームページで講座のシラバスを見て、どの講座を受講するか考えていると、数ある講座の中でも哲学の授業が面白そうに思えた。わかりやすい哲学の入門書(「教養として学んでおきたい哲学」マイナビ新書 岡本祐一郎著)を読んでみると、哲学は自分自身の問題として絶えず考えることができる学問であり「哲学は一生学び続けることができる」と書かれている。この言葉が気に入り、哲学の受講を決めた。

 

早期退職後、大学の図書館に通うようになり、本格的な哲学書にも時々チャレンジしてみるようになった。しかし、難解な言葉で書かれており、外国語を読んでいるようで、なかなか前に進めない。

 

効率よく理解して答えを導き出すことが要求されるサラリーマンの時に、この哲学書を読んでいたら、わかりやすく書いていない著者🟰哲学者が悪いと言って投げ出していたと思う。今は、時間に余裕があることもあって、「分かりやすい言葉に置き換えると本当の意味が伝わらない場合もあるだろう。著者🟰哲学者が意図して使っている言葉の意味を考えて読んで見よう。」などと考えられるようになった。早期退職後は、これまでとは違う頭を使い、違う価値観で生きている感じがしている。

 

哲学の本を本格的に読むようになって、1ヶ月が経ち、徐々に慣れてきた。1回で完全に理解できなくても良い、答えを急がないと考えられるようになってきた。哲学者の考えていることを想像して、対話しながら読むことを心がけている。

 

ただし、哲学書は小説のように一気に読める本ではないので、集中力が切れると途端に眠たくなることもしばしばある。図書館の中を歩き回ったり、比較的わかりやすい入門書を並行して読んだりしながら、頭をスッキリさせて、また読み始めている。

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