50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

小さな一歩を踏み出した

 

今日も近所の大学の図書館に行き、哲学書に向き合ってきた。

 

「西洋哲学史(熊野純彦岩波新書)古代から近代まで」という本が、聴講生として通う大学の哲学の講義の参考図書に指定されている。早期退職前から購入して目を通したのだが、新書なのに難解で7割から8割理解できない。哲学書独特の言い回しが外国語のようで意味が分からない上、出てくる哲学者の知識もなく、内容を想像して読むことも難しい。本格的な哲学書の壁の厚さを感じた本だった。

 

早期退職して大学の図書館に通うようになってからは、興味のおもむくままに手当たり次第に本を読んできた。比較的理解しやすいプラトンの本は、日本語訳で原文を読んでもある程度理解できた。しかし、アリストテレスになるとお手上げで、早くも行き詰まる。幸い初心者でも分かるように書いたわかりやすい本もたくさん出ており、これらの本を読みながら古代ギリシャ哲学に関する哲学者の人物名、有名な言葉、哲学用語などをノートにメモしながら読んだ。自分なりに古代ギリシャ哲学史の大きな流れがつかめてきた実感があった。

 

今日は、もう一度「西洋哲学史」を読んで見ようと思った。辞書代わりに購入した「倫理用語集(山川出版社)」とノートを手元に置きながら、再度西洋哲学史にチャレンジした。そうすると、以前と比べものにならないくらい意味が掴める。もちろん理解できない部分もあるが、ある程度意味が掴めると哲学書の独特の言い回しも読んでいて苦にならない。筆者の考えを想像しながら🟰筆者と対話しながら読んでいる感じがして楽しかった。

 

まだまだ本格的な哲学書を読むレベルには到達できていないが、前に進んでいる実感を初めて持つことができた一日だった。

 

 

 

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