現状維持バイアス
一般人からみてそれなりに高い給料をもらい、生活は安定し、定年まで働くことも可能。
しかし、メンタルの不調で一時休職に追い込まれことをきっかけに3年前から早期退職を意識するようになった。
そして3年が経った。
今後の生活設計として働かなくても生活できる仕組みは考えていた。定年まで10年を切り、四捨五入すれば60歳。流行りのfireなどと言える年齢ではないが、仮に65歳から想定通りの支給額の年金が受給できるのであれば、無理して働く必要はない。
それでも現状を変えるのは怖い。面倒くさい。このままでもよいのだと言い聞かせて生きてきた。早期退職を決断するきっかけが掴めない。
しかし、強固な現状維持バイアスを破るきっかけになったのは、再び襲ってきたメンタルの不調。不調のサインであるまぶたの痙攣が起こった。
本来ならメンタル不調の際に重大な決定はしない事がセオリーだが、衝動的に早期退職を決断した。そうしないと決断できなかった。
今はただほっとしている。