昨日の会議を振り返ると、管理職のなり手がいない中で、どうすれば手を上げてもらえるか、地元出身の優秀な人材の確保などの組織課題が話題になった。
なぜ管理職のなり手がないのかと聞くと、転勤が増える、責任が重くなる、部下職員の仕事の穴埋めをしなければならない、残業が増えるが給料は増えない、報告書作成など仕事が増えるなど、立て板に水の如く理由が出てくる。
それにも関わらず管理職として何故仕事をするのか、やりがい、生きがいはないのかという問いをして見たが、沈黙の時間が流れて、意見が出ない。ようやく出たのが、職業人としての使命感が自分達を支えているという意見。自分もそれに近い考えで仕事を続けてきた。
しかし、一部の職員の使命感だけでは限界にきている。職員の中で今最も多い40代から、50代の多数が上を目指さないという職場に良い人材が集まるはずがない。少なくとも今の職場で自分の娘が勤務して欲しいとは思わない。
昨日の会議は、細かい小手先の議論が多く、問題の核心をつく意見交換は少なく、おそらく職場環境は何も変わらないだろう。失望感だけが残った。