50代早期退職者tudanumax の日記

50代で早期退職しようと考えた理由、心境など

ふっと思い出すシーン

 

 

今日は、午前中にジムで軽く運動してから、大学の図書館へ行き、哲学の授業の復習と関連する文献を読んでいた。

 

たまたま座っていた席が窓側で外の景色を見ていると、ふと何年か前のシーンを思い出していた。

 

うつ病で休職を余儀なくされ、不安な気持ちを抱えながら通勤の練習のために外出し、外出先のショッピングセンターのフードコートで今と同じように静かに本を読んでいるシーン、大学卒業後に勤務した銀行を退職し、資格試験の勉強をしようと考えて近所の図書館の閲覧室で勉強していた時のシーンなどが浮かんできた。

 

いずれもそれまでの生活環境とは違う場面に立たされた時のシーンで、社会から取り残されているように感じていた点で共通している。

 

現在も、社会通念から見れば、社会の一般的な仕組みからドロップアウトした状況にあることに変わりはなく、そのような状況にあることは先日の帰省の際にも感じた。

 

その意味で、退職はうつ病の再発リスクが高いと言われており、私も現在も週2回の抗うつ薬の飲用を続け、6月には新しい心療内科の受診の予約をしている。

 

もっとも、だからといって仕事を辞めたことを後悔しているわけではなく、新たな仕事をすることは現段階では考えていない。

 

また、いつか、今日の図書館の窓から見た風景を思い出す時があるのだろうか。

 

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