コロナ感染対策の基本方針が来月13日から大きく変わることになっている。これまで感染対策の柱であった室内でのマスク着用について、基本的には各自の判断に委ねるというものだ。
それを受けて、職場も感染対策の方針変更を検討している。外部者との関係、職員間を問わずマスクを着用するかは各自の判断に任せられ、着用を押し付けるようなことはできなくなる。さらに、室内での飲食についても黙食するという方針も撤回されるらしい。
ある日を境に大幅に方針を転換しても、感染は大幅に広がらないと見ているのだろうか。これらの方針転換を見ると、これまで本当にマスク着用が有効な感染対策だったのだろうかと疑問を持ってしまった。
とりわけ飲食時の黙食の必要性は、職場の中でもかなり強く言われていただけに簡単に撤回されたことは釈然としない。
いずれにしても、自己判断に正当化の根拠が与えられたことは個人的には嬉しいし、これで重苦しい同質化社会が変わることを期待したい。私の基本方針は、原則マスクは着用しないが、周囲の状況が一定の配慮を必要とする場合(例えば高齢者が多い医療機関、混雑している交通機関内、相手からマスク着用を求められた場合など)には着用できるようにマスクの準備はしておきたい。