今日は早期退職後に通っている大学の哲学の授業があった。
講義の雑談の中で、講師が大学3回生の時に哲学科の大学院に進学するか、就職をするか迷った際の話しをしてくれた。
大学院に進学し、大学で職を得ることが理想だが、哲学科も就職が難しいのが現実のようだ。職を得られなくなるかもしれない不安もあり、迷ったが、後悔しない人生を送りたいと考えて大学院進学を決め、今に至っているという話をされた。
人生の大きな決断には、経済面での不安はいつも付きまとう。
自分も一旦企業に就職した後に3年で辞めて、人生をやり直した経験がある。さらに、そこまでして得た職を今年の3月末で早期退職した。将来の不確定要素を考えると、3年で辞めた時はもちろん、今でも経済的不安がないとはいえない。
私は、真摯に生きている人であれば、その決断が客観的に見て無謀なものでないかどうかは分かると思う。
その上で、どちらもあり得るというのであれば、後悔しない人生を送るという基準を重視して判断すれば良いと思う。