2022-12-30 ネガテイブ・ケイパビリティ 早期退職 にほんブログ村 ネガティブ・ケイパビリティという聴きなれない言葉を本屋で見た。直訳すると負の能力で、「どうにも答えのでない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」を指すらしい。 まさに今の自分、あるいは現代人に欠けている能力だと思った。 日常生活では、安直にスマホの情報をうのみにする。職場でもマニュアル化が進み、直ぐに答えを出して迅速に仕事を進めることが優先されやすい。そうすると、分かったつもりになるが、深く物事を考えることをしなくなる。 そもそも脳自体が答えや規則性のない宙ぶらりんの状態でいることに不快感を覚えるらしい。例としては、意味のよくわからない数列を見ると、退屈、面倒のように感じるが、その数列が一定の規則性を持っていることに気づくと、そのような不快感は消える。 早期退職後の生き方自体が、いくら考えても正解のようなものがなく、曖昧で不安定なものに感じる。これからの人生において、自分にもネガティブ・ケイパビリティが求められていると思った。